公式マイバチを使ってみての雑感

わんど~です。

発売当初身近に販売店舗がなかったため知り合いに代理購入を依頼していた「太鼓の達人 公式マイバチ」を、先日受け取る事ができました。(※リンク先は公式マイバチの公式サイト)

公式サイトにあるように、現在では一部のゲームセンターでの店頭販売及びバンナム公式通販とAmazonで、一般販売が開始されたこの公式マイバチですが、比較的早い段階で品切れになる前に手に入れられたので心底ホッとしております。

そんな公式マイバチ。手に入れて半日ほど試してみた上での雑貨を書き留めておきます。なお公式マイバチは一般販売に先駆け予約受付及び予約販売が行われれおり、そちらで入手した方々のレビューや、Twitterのハッシュタグ検索で評判は既にいくつか出ていますので、コアユーザー向けの内容はそちらに任せ、この記事では、どちらかと言うとライトユーザーや、太鼓の達人をプレイしていない方にも向けた内容としています。

前置き

いきなりでなんですが、太鼓の達人とマイバチの様々な話題が手軽に把握出来る2つの記事を紹介します。前者は太鼓の達人開発ブログの記事、後者はとあるゲーセンのブログの記事になります。

記事にもありますが、

  1. 「非公式ながら、相当数のユーザーがおり、市民権を得ている状態」だが、
  2. 【公平】と【安全】の問題などを抱えており
    • 周りの人や世間から「マイバチ」は危ない!という考えや声が非常に大きくなると・・・
      • 「マイバチはいつ、いかなる時も、一切使用禁止」という、
    • 今までよりもさらに強く、みんなの楽しみの方を、制限してしまう状況にならざるを得なくなりそう
      • そんな状況は、太鼓チームも皆も望んでいないと思うので、
  3. 太鼓チームは、「マイバチ」が抱えているたくさんの問題を解決する方法として、
  4. 表立って発表こそしていなかったが、安全かつ公平に楽しく使える自分専用のバチを開発しており、
  5. それが、ようやく発表できるものになり、
  6. 先日、その公式マイバチの一般販売が開始された。

…というのが、とても大雑把に要約した「太鼓の達人とマイバチとユーザーを取り巻く関係、およびそんな現状に公式マイバチが登場した経緯」と言えます。

これは余談ですが、数年前(だいたい太鼓の達人13~太鼓の達人14の頃)に某巨大掲示板やmixiなど、不特定多数のプレイヤー同士での交流の場では、「マイバチの話題はなるべく避ける、もしくは完全に禁止」というローカルルールが設定されていた場合もありました。それほど、マイバチの話題というのは、太鼓の達人を定期的にプレイしている人同士ですら荒れやすい話題でもありました。

そんな矢先に公式マイバチの発表だったので、Twitterの自分のタイムラインでは、先述したローカルルールに親しんでいた世代の人が多かったのもあって、「公式からマイバチが出る」&「公式がマイバチについて言及した」と、二重の意味で激震が走っていました。

実際に触れてみて

そんな経緯で発売された公式マイバチで実際に叩いてみての1クレ目を終えた時の感想は思った順に「短く、軽く、細い」でした。少し時間を置いて2クレ目をプレイしてみて「ハウスバチよりは反発が出しやすく、連打やロール処理へと活用が期待できそう」という感想を抱きました。3クレ目以降はそれらの感触をより確かなものだと実感を深めた形になりました。

仕様(長さ・重さ・太さ・材質 等)が違うので当たり前といえば当たり前ですが、ハウスバチの叩き方や、ハウスバチの叩いた時の感覚を抱いたまま公式マイバチを使うと、結構面食らうと思います。もちろん、公式マイバチの長さと異なる各自のマイバチを使っているのなら、尚更それが強まるでしょう。

とはいえ、流石に公式の名を冠するバチです。クリア目的、フルコン目的なら間違いなくおすすめできるバチではあります。以下、具体的な値も交えつつ掘り下げていきます。

なお公式マイバチ・備え付けのバチ共々個体差があり、かつ、消耗品なので数値は前後します。おおまかな目安程度に捉えてください。また、ハウスバチは仕様が公的に公開されていないので、全てインターネット上の情報を元にしています。(とはいえ、自分自身の感覚や目視でもある程度正しいだろうという見当をつけたうえで掲載はしてますが…)

掘り下げた話

長さについて

  • 公式マイバチ:約350mm
  • ハウスバチ(筐体に備え付けのバチ):約380mm

だいたい3cmほど公式マイバチの方が備え付けのバチよりも短いので、ハウスバチの叩き方そのままで公式マイバチを使うと違和感を覚える方が多いかと思います。しかし、以下の様な工夫をすることで違和感を軽減ないしは解消することはもちろん可能です。

  • バチのもつ位置を変える(バチの中腹から付け根付近へ、など)
  • 叩く角度を変える(面に対して水平へと近づけるもしくは立てるなど)

仕様の異なるマイバチを複数使ったことのあるプレイヤーなら馴染みのあるこの試行錯誤ですが、ハウスバチ以外のバチを使うのは公式マイバチが初めてというプレイヤーは、この試行錯誤に辿り着く前に公式マイバチを避難してしまわないか、少し心配ではあります。

逆に、この長さゆえの感覚にさえなれてしまえば、35cmという長さはむしろ扱いやすい部類に入ります。特にクリア目的ならハウスバチより少しだけ短いバチはかなり扱いやすいはずです。

重さについて

マイバチは基本的に「バチ」であるために、普通は木材、つまり天然物を加工して作られています。それ故に重さについては個体差が生じるのは避けられません。公式マイバチの場合、そういった個体差も含めた一定の基準を設けてあることが、公式サイトにて明言されています。

  • 左右の重さの差:約5g以内
  • 1本あたりの重さ:50g台~70g台の範囲

2本合わせた時の重さの上限(下限)はそれぞれ「最も重い(軽い)個体同士、かつ、その差がほぼ0g」という事になります。仮に「50g台~70g台の範囲」の部分を「50.00g~79.99g」のように読み替えて差し支えないとするのなら、最も軽い・重い公式マイバチの組み合わせや、公式マイバチの中で平均的なものはそれぞれこんな感じになるのではないでしょうか。

  • 最も軽い公式マイバチ:50.00gのバチ2本=2本合わせて100g
  • 最も重い公式マイバチ:79.99gのバチ2本=2本合わせて159.98g
  • 平均的な公式マイバチ:約65.00g=2本合わせて約130g
    • 左右の重さの差を考慮するならおおよそ約125g~135g

一方、ハウスバチに関しては左右の重さの差、及び1本あたりの重さの範囲など、具体的な仕様は公開されていません。重さに関して検索をかけてみると「2本合わせて約250g」というのが確認できる情報です。仮にこれを信用するのであれば、公式マイバチはハウスバチの約半分の軽さを誇っていることになります。

公式に使用が認められている唯一の選択肢であったハウスバチは、長らく、その重さが敬遠される理由の1つとして挙げられていましたが、公式マイバチはそれを見事に解決してきたといえるでしょう。

太さについて

公式マイバチは、その太さが「直径20.5mm程度」と明言されています。一方ハウスバチに関しては「直径2.5cm」(=25mm)という情報が散見されます。目測をしてみても公式マイバチの太さは、ハウスバチの太さよりも細いのですが、この太さに関しては「公式マイバチにグリップを二重以上に巻く」という対策を取ることが出来ます。

公式マイバチを使用するにあたっては、公式マイバチへの一切の加工が禁じられているのですが、焼き印を隠さない形であれば、グリップテープの巻き替え及び二重や多重を問わないとの案内が出ています。

Qバチにシールを貼ったり、名前を書くことは加工に入りますか?

A:
厳密に言うと入ります。
特に木の部分にシールを貼ったり、名前を書くことはお控えください。
グリップテープ部分に、シールを貼ったり、名前を書くことは可能ですが、公式大会で使用する際に、事前のチェックにて大会主催者が危険と判断した場合は、公式大会で使用することができなくなるので、注意してください。

Q:グリップを二重にしたり、多重にするのはOKですか?

A:
グリップテープが巻かれていれば、巻き方は問われません。
ただし、太鼓の達人ロゴの焼き印は隠さないようにしてください。
ご自身でグリップテープを巻き替えた場合、公式大会で使用する際に、事前のチェックにて大会主催者が危険と判断した場合は、公式大会で使用することができなくなるので、注意してください。

握る感覚をハウスバチに近づけたい場合は、直径差5mmの差を埋められるようなグリップを検討すると良いかもしれません。ただしグリップを巻き替えた公式マイバチを公式大会で使用する場合は、チェックに通らなかった時の為に公式マイバチ付属のグリップを取っておくと良いかもしれません。付属グリップが消耗しきったあとで巻き替えて、それが大会チェックに通らなかったパターンなど考えたくないですけども…

公式マイバチは「買い」か?

だいぶ遠回りをしましたが、手に入れるまで懸念事項だったこの問いについて自分なりの見解を示してみます。結論から言ってしまえば、自分なりの見解は以下の2点です。

  • 「初めてのマイバチとしては、真っ先におすすめしたいレベル」
  • 「既にマイバチを持っているのなら、要検討。検討すべきは、値段と手元のバチの満足具合と、『公式』に付与価値を感じるか否かの三点、プラス己の価値観で判断すべき」

以下、それぞれ補足します。

初めてのマイバチとして

今までハウスバチでのみ、アーケード版太鼓の達人をプレイしており、そしてこの公式マイバチを買おうとしているという層。そんな層にこそ、自分は「公式マイバチを真っ先におすすめしたい」と思います。

なにせ、太鼓チームが長年試行錯誤した末に生み出された、という経緯を持つバチです。マイバチについて右も左も分からないような人であればあるほど、公式、の文字の持つ安心感は、かなりプラス魅力的に映るのではないでしょうか。そして、公式マイバチそのものの出来も、そういった層の人達のニーズに見事答えたものと言い切れる出来だと感じました。

値段面については、次の「既にマイバチを持っているかどうか」のパターンと被るので後述します。

既にマイバチを持っている/値段を気にする場合

昔は、マイバチを入手するには自分で材料などを位置から揃え、加工も自身で四苦八苦しながら行うか、バチ職人と呼ばれるプレイヤーに直接頼む必要がありました。前者は思い通りのバチの加工ができなかったり、後者はバチ職人との繋がりがないとそもそも依頼ができなかったりという状況でした。

現在ではSNSの普及によりバチ職人への依頼環境が整いつつ有ることに加え、バチ職人に依頼せずとも完成品のマイバチを入手する手段が登場しつつ有ります。具体的には、Amazonでマイバチが売られていたり、ゲームセンターのUFOキャッチャーの景品などにマイバチが登場したりしています。総じて、マイバチを入手するハードルはかなり下がりつつあると言えるでしょう。

公式マイバチもそれを意識してか、バンダイナムコ公式通販のみならず、Amazonでの取り扱いにも対応しており、入手性では今のところほぼ互角といえます。

値段と『公式』の付与価値

公式マイバチの価格は税込3900円です。一方、完成品のマイバチの入手する場合、例えばAmazonでは1000円を切るマイバチも売られており、値段だけで比較すると、公式マイバチはかなり分が悪いと言わざるを得ません。少し高めの値段設定なのです。

この辺は、『公式』に付与価値を感じるか否かを検討すると良いかもしれません。いくらコストパフォーマンスが良いバチがあっても、それが『非公式』である限り、従来通り公式大会では使用することが出来ず、特に安全性の問題も『公式の保証はない』のですから。

手元のバチへの満足具合

あくまでも自分個人の考えですが、マイバチのメリットや醍醐味といえば、自分の望んだ目的に合わせて仕様を決め、それを満たすようなものを作る楽しみ、そして、世界にたった1つの自分のバチとともに、太鼓の達人を楽しんでゆくことではないか、と思っております。自分が作ったものや自分が過ごしたものというのは、それが些細なものであっても、思いの外愛着が湧いてしまうものです。

太鼓チームが公式マイバチに寄せた記事の中に「マイバチという文化」について触れたのも、そして、非公式マイバチを一掃せず、それを守りたいという意思表明をしたのも、この辺を汲みとってくれたのでは、と推測しています。

安全性等の問題や細かい話をあえて棚の上に上げてしまう事にはなりますが、公式大会に出るつもりが全くない場合、マイバチを持っている人が新たに公式マイバチを買うかどうかは、今のマイバチの満足度次第ではないか、と思います。性質に満足していないが加工が上手く行かない等の理由で買い替えを検討しているのなら、公式マイバチは選択肢に入るのではないでしょうか。

最後に:己の価値観

公式マイバチを含む様々なバチに付けられた値段を高いと見るか安いと見るか。必要経費と見るか、余分な出費と見るか。マイバチからハウスバチに戻るのか。同じようなマイバチを作ったり、近い既存品や同じ既存品・公式マイバチを買うのか否か。恐らく、各々様々な判断基準があるかと思います。

公式マイバチという製品の登場は、そうした中の新たな選択肢の1つに過ぎません。

記事の締めとして、記事冒頭に上げた太鼓の達人 開発ブログの「ゲームセンター版専用「太鼓の達人公式マイバチ」のお知らせ」より、比較的長い引用をさせて頂きます。

Q1:筐体のバチはなくなるの?
A1:なくならないよ!今までと同じように使えます。

Q3:難しい譜面が出てきたから、太鼓の達人公式マイバチを作ったの?
A3:違います。太鼓の達人公式マイバチと譜面の難易度は関係ありません。
太鼓の達人公式マイバチについては、もっと以前から考えていました。
長い時間をかけて、ようやく今のタイミングで皆に告知できるようになっただけです。

Q4:今後、難しい譜面が増えるの?
A4:そんなことはありません。今までと変わりません。
さっきもお話したとおり、太鼓の達人公式マイバチと譜面の難易度は関係ないです。

(中略)

太鼓の達人は稼働から15年が経ち、
たくさんのお客様に支えられながら、少しずつ時代と共に進化し続けてきました。
その進化の中で、お客様の楽しみ方も様々に変化しているのではないかと考えています。

次の10年後、15年後を見越して、
これからも少しずつ変わっていく「楽しみ方」に柔軟に対応して、
お客様の【楽しみ方の選択肢】をより増やすためには、
太鼓の達人はどうしていくべきなんだろう?と、いつも考えています。

ようやく15周年の今、
「太鼓の達人公式マイバチ」としての1つの形を作ることが出来ました。

太鼓の達人公式マイバチを使うか・使わないかは、
人によってそれぞれ考え方があると思います。

太鼓の達人を「自分はどんな風に楽しもうかな」と
一人ひとり、好きな方を選んでもらえると嬉しいです。

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